事業内容 | ワタナベ工業株式会社

左官は日本古来からの伝統的な工法の一つ。起源は縄文時代まで遡り、奈良時代にはすでに政府において役職がありました。お寺やお城、茶室などの建築に用いられ、技術の発達とともに住宅建築にも浸透していきました。

自然素材を使ったその技術と装飾は、建物の保護にも役立ち、景観も美しいことから、国内外でも高く評価されるようになりました。現代においても、なくてはならない工法として継承されています。

左官工事

左官工事は、土・漆喰・モルタル・繊維・プラスターなどの壁材を使って、建物の壁や床の下地を造って仕上げます。景観だけでなく、建物の構造を保つための大切な工程です。
当社では、住宅はもちろんのこと、ビルやマンション、店舗など、ご要望に応じてあらゆる左官工事を行っております。

リフォーム工事

新築工事だけでなく、店舗・住宅の改修などリフォームに伴う工事も行っております。内装、外装を塗り替えたり、クロスなどの壁を塗り壁に変えたり、外壁の老朽化を改善いたします。内外壁に関してのご不明な点は、ぜひ私たち壁診断士にご相談ください。

防水工事

建物内部への雨水侵入を防ぐには、屋上やベランダに防水施工をする必要があります。雨や風だけでなく、直射日光の対策にもなるので、建物の長寿命化にもつながるでしょう。当社では住居だけでなく、店舗の防水工事も承っております。

土間工事

土間工事とは、土間のコンクリートを均して仕上げる工事を指します。大型建築、戸建住宅のほか、駐車場などの工事も行います。金鏝（かなごて）仕上げ、刷毛引き仕上げ、デザインクリートなどの装飾床も施工しています。

外構工事

外構工事とは、建物のまわりの工事、具体的には塀やフェンス、門扉、門柱、アプローチ、駐車場などの工事のことを指します。
当社では外構工事も請け負っています。耐久性を高めるだけでなく、自由度の高いデザインも可能です。ブロックやタイルを敷設したり、装飾の入ったコンクリートの床など、ご相談に応じます。

塗床工事

塗床工事とは、コンクリート下地に塗材を塗布し保護する工事です。施工することで、耐熱性や防滑性を高めることが可能です。工業製品を扱う工場や、薬品、食品工場、飲食店の厨房などで使用されています。店舗などでは美観を高めるために施工されます。

ワタナベ工業なら

創業70余年の自信

創業者の渡邊淳一は、戦前「熊谷の左官名人」と称えられた職人に弟子入りし、日本の近代産業発展に大きく貢献した「片倉製糸工場」などの左官工事に従事しました。戦後は地元に戻って独立し、一般住宅の左官から、公共施設、工場など、サービス提供の市場を広げていきました。現在は2代目の渡邊貞夫が代表取締役を務め、熊谷を中心に関東圏で活動しています。

現代建築において、伝統的な左官工法はなくてはならないものです。とはいえ、近年では職人不足が懸念されています。私たちは熊谷で培ってきた技能を途絶えさせないよう、後継者の育成に力を入れています。後世に技能を残し、地域と共にさらなる発展をつづけていきたい。それが当社の願いです。

町場から野丁場まで

町場（まちば）、野丁場（のちょうば）とは、職人の現場で昔から使われている建築用語です。もともと「町場」は住宅が集まる場所を意味し、現代では戸建住宅に係わる建築工事全般を指します。一方の「野丁場」は、江戸時代に藩などが主体となって各地から職人を集めた工事に由来。現代では建築業者（ゼネコン）が元請となり、多数の下請け業者を使って建設することを「野丁場」と言います。

当社では戸建住宅から、大型建築まで、あらゆる規模の建設に携わっています。